はじめまして、ツイッターアカウント「デヴィッド・ボウイ名言集」管理人の古川と申します。
今回は音楽教室のコラムということで、ボウイとギタリストの関係について、スポットライトを当ててみたいと思います。
ロック史に輝く名コンビ
早速ですが、皆さんはロック史上に輝くボーカリスト&ギタリストのコンビというと、どんな方々が思い浮かびますか?
ミック&キース、プラント&ペイジ、アクセル&スラッシュ、モリッシー&マー、清志郎&チャボ、氷室&布袋、ヒロト&マーシー・・・いずれもお互いがお互いの存在を高め合う名コンビですよね!
デヴィッド・ボウイを支えたギタリスト
それでは、ソロ・アーティストであるボウイの場合はどうでしょうか??
ボウイを支えたギタリスト達をざっとご紹介しますと・・・
◆ミック・ロンソン
(ボウイ→モット・ザ・フープル→ボブ・ディラン)
◆カルロス・アロマー
(ジェームス・ブラウン→ボウイ→ポール・マッカートニー、アリシア・キーズ etc.)
◆アール・スリック
(ボウイ→ジョン・レノン etc.)
◆ロバート・フリップ
(キング・クリムゾン)
◆エイドリアン・ブリュー
(フランク・ザッパ→ボウイ→トーキング・ヘッズ→キング・クリムゾン)
◆スティーヴィー・レイ・ヴォーン
(ボウイ→スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル)
◆リーヴス・ガブレルス
(ボウイ→ザ・キュアー)
※()内は主な活動履歴
といった感じで、ボウイはキャリアの変遷に合わせて、次々と自身の相棒となるギタリストを変えていきます。中でも特筆すべきは、こうしたギタリストの多くはその下積み時代や無名時代にボウイに見出されていることです。
ボウイ・チルドレンとボウイ自身の発言
「僕がいつも思うのは、ボウイの最も凄いところは“審美眼”。あの審美眼-その時代のカッコいい人やモノをキャッチするバランス感覚-を持ってる人はそうそう居ないと思う」ーーSUGIZO(LUNA SEA、X JAPAN)
「ボウイは人間の血を吸うヴァンパイアだけど、彼の作った何曲かには、僕は感謝している。ものすごく感謝してるよ」--モリッシー(ザ・スミス)
これらの発言はボウイの本質をまさに言い当てているのではないでしょうか(モリッシーは彼らしい独特な表現ですね(笑))。
また、ボウイ自身もこのような発言をしています。
「他のアーティストと仕事をするのがとにかく好きでね。特に彼らが自分じゃ気付いてなかったり、関心を持っていない資質を引き出せると、とても嬉しくなるんだ」ーーデヴィッド・ボウイ
音楽活動における仲間の大切さ
自らのアンテナに触れるコラボレーターをいち早く発見し、共にインスピレーションを与え合いながら、ハイレベルな作品を作り上げる。そしてその結果、各々のキャリアに新たな扉が開けていくーこうしたプロセスはアーティスト活動にとって理想的な形ですよね。
というわけで、皆さまの音楽活動に於かれましても、良き仲間との化学反応を通して素晴らしい作品が生み出されることを願っております!出会いは人生の宝物!
最後までお読み頂きありがとうございました!
Ziggy Played Guitar!!