ラジオディレクターの涌井慎と申します。
不思議な奇跡がクロスして、こうしてコラムを書かせていただいております。
RenS(レンス)ミュージックスクールと特別深い関係はありませんが、
こうしてコラムを執筆させていただけているというのは、
何かしらの需要があるのだと信じています。信じさせてください。
ごめんね、専門的なことが書けなくて
さて、バンド活動については門外漢の私。
コラムを執筆されている他の皆さんと比べると、
前回(※「ラジオとライブと守破離と部屋とYシャツと私。」)は なんとも専門性のないことを書いてしまったわけですが、
専門家ではないので仕方がない。
ご容赦願いたく思います。ごめんなさいね。
今回も専門的なことは書けないから一般的なことを書きますね。
バンドも一つの集合体ですから、
一つの「企業」として捉えることができるかもしれません。
企業が自社の商品を売ることと、
バンドが自分たちの音楽を発信することには共通点があるのではないかと思います。
企業でミーティングが行われるように、
バンドでも、練習前や練習後など、みんなが集まるタイミングで少なからず、
方向性などを話し合うことはあるのではないでしょうか。知りませんけど。
思考回路はショート寸前
そんななかで、「あきらめの感情」を抱いたことってありませんか?
例えば、あなたがあるバンドのメンバーであるとしましょう。
リーダーは別のメンバーです。
リーダーはバンド活動に関する「夢」があり、明確なビジョンを語りますが、
そのビジョンは あなたにとって決して正しいといえないものだとします。
このままではいけないと感じたあなたは、何度かリーダーに進言をしましたが、リーダーは自分のビジョンが間違っているとは認めません。
それどころか、「せっかくバンドが一つになっているのに何を言っているのか」と、あなたのことを非難することさえ、あるかもしれません。
最初のうちは、それでも根気よく、意見していたあなたも、ついには
「どうせ何を言ってもあの人が変わることはない」と、匙を投げてしまいます。
思考が停止してしまう状態です。
だって純情どうしようバンドは・・・
こうした状況にぶち当たったとき、バンドを脱退する方もおられるでしょうし、
一方で、それでも、なんやかんやでバンドは楽しいから、
不満はあれど、続けるという選択肢もあります。
ただ、こうした潜在的な不満が蓄積されているバンドは、
それがなかった頃の自分たちを越えることはできないように思います。
「異常な状態」も、続けば続くほど、「通常」になってしまいますから、
客観的に自分たちのバンドのことを見えなくなってしまいます。
そういった雰囲気は意外と敏感に察知されるもので、
次第に集客力にも影響が出てきてしまいます。知りませんけど。
そうして結局「解散」や「活動休止」したバンドはたくさんあります。
それではこの絶望的状況を打破するにはどうすればよいのでしょうか。
私にはわかりません。
あきらめないってことが突破口になるんでしょうか。
バンドを結成した頃の純情な気持ちを抱き続けるって難しいですよね。