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ラジオとライブと守破離と部屋とYシャツと私。

2018年2月8日 その他

はじめまして。涌井慎と申します。

いまのところ、RenS(レンス)ミュージックスクールとは何の関係もありませんが、このコラムを通して、少しずつ関係を築きあげていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

ラジオと私。

まず、私が何者なのか?というところからお伝えせねばなりませんね。

私はエフエム京都(α-STATION)というラジオ局で、ディレクターをさせていただいています。
ラジオ番組を作っているのです。

選曲をしたり、DJさんが話すネタを探したり、原稿を書いたり。
そういう準備を整えたうえで、生放送にのぞみます。

しかし、生放送なので、アクシデントはつきものです。

大きなニュースが入り、話す内容を差し替えなければならなかったり、
お天気が荒れているため、予想以上に天気予報が長くなったため、
予定した曲をカットせざるをえなくなったり。
雪の影響で電車が止まってしまったため、
電車の運行状況をお伝えしなければならなくなったり。

こうしたことが起こると、
せっかく準備していたものが台無しになってしまいます。
原稿を書くにも、選曲をするにも、もちろん時間がかかっているので、
事前にそのために費やした時間は無駄になってしまうわけです。

そうして予期せぬことが起こるかもしれないのであれば、
最初から準備などしなければいいと思われるかもしれませんが、
そんなことはありません。

事前にしっかりと準備しておくからこそ、
いざ何かが起こったときに対処できるものなのです。

ライブと私。

バンドのライブも同じですよね。
例えセットリストが同じで、会場も同じだったとしても、
全く同じライブなど、できるはずがありません。

ギターの弦が切れてしまうこともあるでしょう。
突然声が出なくなることもあるかもしれません。
スネアの皮が突然破れてしまったり、
モニターから音が全く聞こえなくなってしまったり、
突然の便意に耐えられなくなったり、
自分たちの出番になった途端、お客さんがいなくなったり。
全て決して無い話ではありません。

こうした突然の出来事に上手く対処することがライブの醍醐味だったりもします。
では その急なアクシデントに対応するためには何をしておけばよいかというと、
やはり、愚直なまでに繰り返し繰り返し、リハーサルを行い、自分たちの「型」を作り上げることではないでしょうか。

守破離と私。

剣道や茶道の世界では「守破離」という言葉があります。

「守」は、師匠や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
「破」は、他の師匠や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、
心技を発展させる段階。
「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階です。

バンドも好きなバンドをコピーすることからスタートして、
他のバンドの良い部分を吸収しつつ、
最終的にオリジナルの「型」を作り出していきます。

オリジナルの「型」にこだわるあまり、
「守」と「破」を飛ばしてしまうと、深みが出ません。
飽きられやすいのです。知りませんけど。

一本のライブについても同じことがいえます。
セットリスト通りのリハーサルを何度も何度も繰り返していると、
ライブ当日を迎える頃には自分たち自身が、その演出に飽きてしまいます。
しかし、飽きるくらい繰り返すことで、
頭ではなく、体で、ハートで覚えることができるのです。
細胞レベルまで染み込ませることによって、
いかなるアクシデントにも対応することができるようになるのです。知りませんけど。

ライブに慣れてくると、どうしても1本のライブを「こなす」感じになってしまいます。
ベテランのライブバンドがかっこいいライブをするのに
お客さんの数が減っていってしまうという現象がありますが、
これは1本のライブへの「覚悟」が見えにくくなっていることが、
原因になっているのかもしれませんね。知りませんけど。

部屋とYシャツと私。

最後に・・部屋はキレイにしておくに限ります。

といっても、きちんと片付けておく必要はありません。
何がどこにあるか?をしっかり把握しておけばよいのです。
他人が見て散らかっていたとしても、部屋を使うのは自分です。
自分にとって使いやすければ、それで問題ありません。

逆にしっかり片付いていても、使いにくければ意味がありません。
ひと様の目を気にして整理整頓するのではなく、
自分の使い勝手だけを考えておけばよいのです。

ところがYシャツの着こなしについては、
そういうわけにもいきません。
自分が納得していれば、表裏逆に着ていてもいいのか?といえば、
答えはNo!。
これではYシャツではなくNシャツになってしまいます。
Yシャツは 誰から見ても、しっかり着こなせている
「Yes」の「Y」でなくてはならないのです。

愛するお客さんのために、
毎日、自分だけのYシャツを磨いておくことも、
バンドにとって必要なのではないでしょうか。
知りませんけど。

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